ローソク足の前後に注意!相場のトレンドを読み解くプライスアクションとは?

ローソク足の前後に注意!相場のトレンドを読み解くプライスアクションとは?

トレードを始めたばかりの方にぜひ覚えてほしいのがプライスアクションです。
ただ、プライスアクションという名前はよく聞きますが、実際にどうトレードに活かすベか、分からない方もいるのではないでしょうか?

そこで、

  • ローソク足の見方
  • 覚えておきたい5つのプライスアクション
  • プライスアクションのエントリー方法

等、プライスアクションの種類やトレードへの活かし方について解説します。
当記事を読む事で、プライスアクションの知識だけでなく、実践での使い方が分かるようになります。

ぜひ最後まで読んでみて下さいね。

目次

1. プライスアクションはローソク足やパターンから値動きを予測する方法

プライスアクションはローソク足やパターンから値動きを予測する方法

プライスアクションとは、ローソク足やチャートパターンから相場の値動きを予測する方法です。
主に欧米で利用されている呼び方で、日本では 三山、三川、三空、三法、明けの明星、宵の明星などと呼ばれる「ローソク足の足組」のことを言います。

注釈
プライスアクションという言葉は、2015年くらいから日本でも使われるようになりました。私が思うに「ローソクの足組」と言うよりは、「プライスアクション」と言った方がカッコいいから使われたと思います。

トレードでは、相場全体の環境認識をして「今後もトレンドが続くのか」、「続くとしたら後どのくらい続くのか?」あるいは、「トレンドが転換するのか?」などを考えてシナリオを決めます。
ただ、シナリオが決まったとしても、いざエントリーとなる時に環境認識だけでは大雑把すぎて具体的なエントリーポイントがわかりません。

そこで、プライスアクション(ローソクの足組)を見て判断するのです。
プライスアクションは最終的なエントリータイミングをはかるのに、非常に便利です。

ただし、プライスアクションを知るためには、ローソク足の基礎知識がなければ理解できません。
そのため、まずはローソク足の基礎・基本を抑えていきましょう。

注意
プライスアクションだけ覚えれば、「トレンドが続くか?」「転換するのか?」かの判断ができると勘違いする人がいますが、大事なのは相場の大きな流れを見る環境認識であり、プライスアクションを使うのはエントリータイミングを精査する細かい部分の話になります。くれぐれも、これだけでトレードが勝てるとは誤解しないでください。

2. (基礎をチェック)ローソク足の見方とは?

(基礎をチェック)ローソク足の見方とは? *読み飛ばしOK

「今更ローソク足の説明なんかいらないよ」と言う方は読み飛ばしてください。
初心者の方でも理解できるようにおさらいを兼ねて書いています。

ローソク足とは一定期間の値動きを表したテクニカルの一つで、実体とヒゲから構成されています。
ローソク足の語源は、実体とヒゲの形がローソクの形に似ているからです。そんなローソク足は、トレードをする際どのように見れば良いのか説明していきます。

2-1. 1本のローソク足が表す意味

ローソク足の意味

ローソク足1本を見れば、その期間の様々な値動きの情報が分かります。
例えば、陽線は始値より終値が高い時にこのように表示され、そのローソク足は買いが優勢であったと一目で分かります。

逆に陰線は始値よりも終値が安い時にこのように表示されるので、そのローソク足では売りが優勢だったことが一目でわかります。

また、ヒゲの長さによってトレンドの勢いも把握できます。
上ヒゲが長い場合は上昇方向への勢いが弱まっていると見れますし、下ヒゲが長い場合は下方向の勢いが弱まり、買いが強くなっている事を示唆します。

2-2. ローソク足はトレーダーの心理も表している

ローソク足はトレーダーの感情も表している

ローソク足はトレーダーの心理も表しています。同じ陰線でも、下ヒゲが長いローソク足が出現した場合と、そうでない場合では状況が異なります。
右側の下ヒゲが長いローソク足は、一時的に下落したものの、買い方の買い意欲も強かったため戻された事を表しています。

そのため、売りの勢いが弱まっている可能性があります。

一方、左側のローソク足は下ヒゲが短いので、まだ売り方の勢いが続く可能性があります。
このようにローソク足を見れば、その期間中にトレーダーがどのような心理でトレードをしていたのか?が分かるのです。

自分が買いポジションを持っていたと仮定して、このローソク足になったらどんな気持ちになるだろうか?含み益なのか?含み損なのか?ということを考えながらチャートを見ると、他のトレーダーの心理がよく分かるようになります。

自分が儲ける事ばかり考えないで、相手の立場になって考えてみる。ほんの少し、これをやるだけでチャートを見る目が劇的に変わります。

2-3. ローソク足の意味が分からなければ、プライスアクションは理解できない

プライスアクションを理解するためには、1本のローソク足の意味が分からなければ、理解できません。
なぜなら、プライスアクションは、ローソク足数本のパターンだからです。1本のローソク足の見方が分かれば、プライスアクションの理解もしやすくなります。

もう少し細かく説明しますと、5分足が3本分で15分足1本分となります、6本なら30分足1本です、12本なら1時間足1本となります。
とするならば、短い時間軸のローソク足数本の値動きは、時間軸の長いローソク足の1本分であるともいえます。

ゆえに、1本のローソク足の意味を知ることが重要になります。

3. ローソク足に注目!基本的な5つのプライスアクションを解説

ローソク足に注目!基本的な5つのプライスアクションを解説

ここからは、基本的な5つのプライスアクションを解説します。
以下のパターンは、プライスアクションのなかでも重要なので必ず覚えておきましょう。

  • ピンバー
  • スパイクハイ・スパイクロー
  • スラストアップ・スラストダウン
  • インサイド・アウトサイド
  • リバーサルハイ・リバーサルロー

上記を、順番に解説します。

脳みそバーン

横文字だらけで、ページを閉じたくなったでしょうが、一つずつ丁寧に説明しますので、もう少し頑張ってください。

3-1. ピンバー

買いのパンバー売りのピンバー

ピンバーは、ヒゲの長さが実体と比べて3倍以上あるローソク足です。高値圏や安値圏で出現すれば、トレンドが終わり、反転するきっかけになります。
ピンバーの長いヒゲは、それまでのトレンドの勢いがなくなりつつある事を示しています。

よって、ポジションを持っていても、高値圏や安値圏でピンバーが出現した時は、すぐにポジションを手仕舞った方が良いでしょう。

ちなみに、私の仲間のトレーダーたちは「ピンバー」の事を「バカ長いヒゲ」ということで「バカッピゲ」なんて言い方をします。
「あー バカッピゲが出たからもう上昇はダメだね」なんて使い方をします。

上昇だと思っていたのに、間違えて悔しいという気持ちから「バカッピゲ」と罵りたくなるのです。
ですから、「ピンバー」=「バカッピゲ」と覚えてもいいです。

3-2. スパイクハイ・スパイクロー

スパイクハイ

スパイクハイは、上昇トレンド中に出現するヒゲが実体よりも長いローソク足(ピンバー、バカッピゲ)です。高値圏で出現すれば、トレンドが反転する可能性を暗示しているとされています。

スパイクとは「靴の底につける、とがったくぎ」の意味でサッカーや野球のシューズの裏に付いているものです。
高値圏で現れる尖った釘ということで「スパイクハイ」と名前がつけられました。一言で言えば天井圏でのピンバーを指します。

スパイクロー

反対に、スパイクローは下降トレンド中に出現します。安値圏で出現すれば、トレンドが反転し、上昇する可能性が高いでしょう。

なお、スパイクとピンバーとの違いは明確ではありません。
ピンバーとスパイクに違いはないと説明している方(私はコッチです)もいれば、ローソクの実体がほとんどなければピンバー、実体がある場合はスパイクと説明している方もいます。

いずれにしても、ピンバーとスパイクは、トレンド転換のきっかけとして出現するケースが多いローソク足なので、注意しておくべきです。

3-3. スラストアップ・スラストダウン

スラストアップ・スラストダウン

スラストアップは、直前のローソク足の高値を更新して終値が確定したローソク足です。
他方、スラストダウンは、直前のローソク足の安値を更新して終値が確定したローソク足です。

どちらもトレンド中に頻繁に発生するローソク足なので、スラストが発生している限りトレンドは続きます。
スラストアップは上昇トレンドが続くとされ、スラストダウン下降トレンドが続くとされています。

逆に、スラストが出現した方向と逆のポジションを持ってはなりません。
スラストはトレンドが強い時に出現するので、損失が膨らむ可能性があります。

私もスラスト出現後は、他の反転サインが出るまでは、逆方向でエントリーはしないようにしています。

3-4. インサイド・アウトサイド

インサイド・アウトサイド

インサイドやアウトサイドは日本でもそれぞれ「はらみ線」「包み線」とも呼ばれている、おなじみのローソク足です。
インサイドは、現在のローソク足が1本前のローソク足の範囲に収まっているため、買いと売りの力が拮抗している時に出現します。

その後の値動きは、ブレイクした方向にトレンドが発生する可能性が高いです。
一方のアウトサイドも、売りと買いの力が拮抗している時に出現します。アウトサイドもブレイクした方向にトレンドが発生するので、ついていきます。

なお、インサイドやアウトサイドの出現後は、高値か安値のいずれかをブレイクするまで3本以上のローソク足で形成される事があります。
インサイドやアウトサイド

どちらも、形成しているローソク足の本数が長いほど信憑性が高いと言われています。
ちなみに日本でも「上げ三法」「下げ三法」と言われる足組がありますが、これも同じ原理と考えてよいでしょう。

3-5. リバーサルハイ・リバーサルロー

リバーサルハイ

リバーサルハイの条件は以下の通りです。

  1. 直近のローソク足の高値を一時的に上回る
  2. 当日の終値が直近のローソク足の終値を下回る

リバーサルハイは、上昇していた値動きが否定され、上昇の勢いが弱くなったことを表しています。
そのため、リバーサルハイ出現後は、下降トレンドに転換する可能性が高いです。

市場参加者の心理状況を詳しく説明しますと、高値を更新したため、さらに上だと思った人たちが買います。
しかし、その後に下落して終値で安値が更新しているので「なんだよ、ダマシかよ!!!」と失望が生まれ買い玉を手じまいます。

買い玉の反対売買は売りですので、売りが優勢になるのです。私も買った瞬間に下げて、後からみたら上ヒゲ最先端だったというマヌケな行為を何回もしました。

リバーサルロー

続いて、リバーサルローの条件は以下の通りです。

  1. 直近のローソク足の安値を一時的に下回る
  2. 当日の終値が直近のローソク足の終値を上回る

リバーサルローは、一時的に安値を割ったものの、反転し、直近のローソク足よりも高値で終わります。
安値圏で出現すれば、それまでのトレンドが転換するきっかけになるため、上昇トレンドへ転換する可能性も視野に入れておきたいです。

市場参加者の心理状態を詳しく説明しますと、安値を更新したことでさらに下落が続くと思った人が売り注文を入れます。
しかし、そのあとに反転して終値で高値を更新してくると「なんだ上かよ!!!」と売り玉の手じまいが増えます。売りの手じまいは買いですので、買いが優勢に傾きます。

私も、売った瞬間に踏みあげられたという苦い経験が何度もあります。

別記事のツーバーリバーサルと似ていますが、こちらは上下で高値安値を超える事が条件ですので微妙に違います。
ただし、出現場所や意味合いはほぼ同じです。

4. プライスアクションを利用したエントリー方法とは?

プライスアクションを利用したエントリー方法とは?

プライスアクションの知識があっても、実際のトレードで使えなければ意味がありません。
プライスアクションに該当するローソク足を見たら、反射的に行動できるようになるまで、体に叩き込む必要があります。

以下では、プライスアクションを利用したエントリー方法や損切りを設定する場所について解説します。

4-1. ピンバーのエントリー方法

ピンバーのエントリー

ピンバーが高値圏や安値圏で出現した際は、チャンスです。以下の画像は、ピンバーが発生した場所を拡大したものです。
買いのピンバーの場合、ピンバーの高値を超えたタイミングでエントリーしますしょう。

損切りは、ピンバーの下ヒゲの先端から少し離れた箇所です。

ピンバーのエントリーの拡大図

一方、売りのピンバーの場合、ピンバーの安値を割ったタイミングでエントリーしましょう。
そして損切りは、ピンバーの上ヒゲの先端に置きます。

この図の反対をしていただければよいです。

4-2. スラストアップ・スラストダウンのエントリー方法

スラストアップ

トレンド中に、スラストアップやスラストダウンが発生した場合、エントリーのチャンスです。
スラストアップは上昇トレンド中に発生します。

以下の画像はスラストアップが出現した箇所を拡大したものです。

スラストアップ拡大

2本目のローソク足の最高値をブレイクしたらエントリーしましょう。
損切りラインは、2本目のローソク足の最安値を割れた箇所に置きます。

スラストダウン

一方、スラストダウンは、下降トレンド中に発生します。
以下の画像は、スラストダウン出現時の拡大画像です。

スラストダウン拡大

左から2本目のローソク足でスラストダウンが確定するので、最安値をブレイクしたら、エントリーします。
なお、損切りは2本目のローソク足の最高値を超えた箇所です。

注意
スラストアップ、スラストダウンのエントリーは注意が必要です。これは言い換えると2本連続陽線の後にエントリーしたり2本連続陰線の後にエントリーするので、言うなれば伸び切ったところでのエントリーとなります。初心者の時によくやらかした飛びつき買いと、最安値を叩き売ってしまう行為と同じことになる可能性があります。本当に強いトレンドの時は有効ですが、この見極めは非常に難しいです。そのトレンドが本当に強いか?なんてことは後になってからでないとわからないからです。紹介しておいてこういう事も何ですが、初心者のうちはやらない方が無難です。

4-3. インサイド・アウトサイドのエントリー方法

インサイド・アウトサイドのエントリー方法

インサイドやアウトサイドは、トレンド中だけでなくレンジ相場でも出現します。
上図の画像は、上昇トレンド中にインサイドが出現したものです。

インサイドのエントリー

インサイドの場合、高値や安値のブレイクした方向についていきます。
1本目のローソク足高値を超えたので、買いでエントリーします。

損切りラインは、下ヒゲの先端より少し低い場所におきましょう。

アウトサイド

アウトサイドが出現した場合も、どちらかにブレイクした方向についていきます。
以下の画像は、上昇トレンド中に発生したアウトサイドを拡大したものです。

アウトサイド拡大

ローソク足2本目の高値を超えたので、買いエントリーです。
損切りラインは、下ヒゲの先端のやや低い場所におきましょう。

4-4. リバーサルハイ・リバーサルローのエントリー方法

リバーサルハイ

リバーサルハイが完成した箇所は、丸枠の部分です。
そして、拡大した画像が以下のチャートです。

リバーサルハイ

まず、リバーサルハイは、2本目のローソク足の終値が1本目のローソク足よりも低くなければ成立しません。
リバーサルハイ出現後は、3本目のローソク足の始値ですぐエントリーします。損切りラインは、上ヒゲの先端よりやや高い箇所におきましょう。

リバーサルロー

次に、リバーサルローのエントリー方法について解説します。
丸枠を拡大したのが以下のチャートです。

リバーサルロー拡大

リバーサルローが出現したら、3本目のローソク足の始値ですぐにエントリーしましょう。
そして、損切りラインは、下ヒゲの先端よりやや低い箇所におきます。

別記事のツーバーリバーサルと似ていますが、こちらは上下で高値安値を超える事が条件ですので微妙に違います。
ただし、出現場所や意味合いはほぼ同じです。

5. ローソク足とプライスアクションを上手に使いこなすポイント

ローソク足とプライスアクションを上手に使いこなすポイント

さて、この章ではローソク足とプライスアクションを使いこなすためのポイントについて解説します。プライスアクションが出現しても、闇雲にエントリーするだけでは勝ち続けるのは不可能です。

以下のポイントを踏まえてトレードすれば、より勝ちやすくなります。

  • 上位足の状況を見てトレードする
  • プライスアクションの出現した箇所が重要

5-1. 上位足の状況を見てトレードする

はじめに、上位足の状況を見てトレードしましょう。(上位足とは、現在、チャートに表示している時間足よりも長くしたローソク足を指します。)

例えば、1時間でのローソク足を基準としている場合、4時間足が上位足になります。さらに、4時間足を基準にしている場合は日足が上位足となります。
下位足に関しては、基準としているローソク足よりも時間軸が短い足を指しています。

  • 上位足が上昇している時は上昇方向のプライスアクションのみエントリーする
  • 上位足が下降している時は下降方向のプライスアクションのみエントリーする

例えば、上位足が上昇している時に、短い時間足の安値圏でスパイクローが出現した場合は、絶好の買い時です。
反対に、短い時間足の高値圏でスパイクハイが出現しても、上位足が上昇している時は、エントリーを見送ったほうが良いでしょう。

なぜなら、上位足と逆の売買方向でエントリーすると、何度も損切りになる可能性が高いからです。
特に初心者は、できるだけ上位足と同じ売買方向の勝率が高い箇所だけでエントリーすることを心掛けましょう。

5-2. プライスアクションの出現した箇所が重要

プライスアクションの出現した箇所が重要

プライスアクションは出現した箇所が重要です。
例えば、上のチャートの①〜⑤はピンバーが出現した箇所です。

この中でエントリーすべき箇所は、①と④のみです。

もう一度、ピンバーの暗示するものは何だったか?を思い出してください。
転換するような場所で現れるのがピンバーでしたよね?

①は高値圏、④は安値圏で転換するような場所でピンバーが発生しているため、その後の値動きはどちらもピンバーのサイン通りの動きになっています。
しかし、その他の箇所はどうでしょうか?③と⑤は、売りのピンバーが発生しているものの転換しそうな場所である高値圏ではなかったため、大きな下落にはつながりませんでした。

このように、プライスアクションに該当するローソク足が出現しても、出現した位置が重要となります。

5-3. リバーサルハイが出現して上昇トレンドが終了した実例

リバーサルハイが出現して上昇トレンドが終了した実例

このチャートは、丸枠のリバーサルハイ出現までは、上昇トレンドが継続していました。

ところが、リバーサルハイが出現したので、2本目ローソク足の終値(点線の部分)でエントリーします。その結果、すぐに下降トレンドに転換しました。このように高値圏でのリバーサルハイは転換のサインとして有効です。

5-4. インサイドバーの出現から価格が停滞後、反転した実例

インサイドバーの出現から価格が停滞後、反転した実例

上のチャートは、ユーロドル4時間足です。下降トレンドが続き、インサイドが出現しました。

しばらく揉み合った後、5本目のローソク足でブレイクしたため、買って良い局面です。
その後、下降トレンドから上昇トレンドに転換しました。

5-5. スラストアップが発生し、トレンドが継続した実例

スラストアップが発生し、トレンドが継続した実例

上のチャートでは、上昇トレンドが発生中にスラストアップが出現しました。
つまり強いトレンドの継続です。実際、その後も上昇トレンドは継続しています。

このようにトレンド中にスラストが出現した場合、トレンドが継続する可能性が高いです。

6. (まとめ)

プライスアクションを理解するためには、ローソク足の見方をまず覚えることが大事です。
そして、5つのプライスアクションは、トレンド継続中やトレンドの反転時によく出現するので、ぜひとも覚えましょう。

ただし、重要な前提条件があります。相場の環境認識がキチっと出来た上での話です。
相場には上昇、下降、横ばいと三種類の状況が存在します。また、上昇トレンドだからと言っていつまでも上がり続けるわけではなく、いずれ転換がきます。

とするならば、相場がどのような状態か?上位足で上昇か?下降か?横ばいか?だけではなく、どの状態なのか?まだ続くのか?そろそろ転換するのか?この状況判断をしないといけません。
本記事で紹介したのは、その状況判断ができた上で、エントリーする際の細かいテクニックとしてプライスアクションを参考にしましょうという話です。

環境認識について、どのような判断をしたら良いか?分からない人は、こんな記事もおすすめです。
正直、とても難解な内容ですが、あなたの相場に対する環境認識を深め、トレード力を底上げする内容となっています。

心からトレードで勝てるようになりたい方は、ぜひ一読してください。